国際社会では当たり前のようになってきたICTの活用は、日本でも段々と馴染んできています。
小学校ではタブレット端末による授業や、電子黒板での板書作業が導入され、情報化の波が押し寄せているのを感じている親御さんも少なくないでしょう。では教育現場にICT活用をするようになって、どのような効果が得られたのかご存知でしょうか。
タブレット端末は、効率的に授業を進めるのに長けています。与えられた画像に直接かき込んだり、図形を自分で動かしたりなどをすることにより、クリエイティブな脳を育てる効果が期待できるのです。また、発表や勉強の意欲を高めたり自主的発言を促すような効果も見られ、子どもと勉強を繋ぐ重要なファクターになりつつあります。
しかし、視力や精神への影響もまだまだ問題視されていることもあります。スマホ普及率が高まり、ICTを身近に感じるようになった日本にとって、こうした問題を解決することは必要不可欠だといえるでしょう。
地域での差も激しく、全国的に広まるにはまだ先は遠そうです。AIが人間の仕事をするようになれば、AIにできないことを人間はしなければなりません。教育現場にICTを導入するのは、それを学ぶための第一歩として子どもたちや親に知って欲しいという思惑があるからです。子どもを教育する立場として、また社会の情報化に手を挙げた先進国の中の1人として、ICT活用が抱える問題点を改善していくのは必須なのではないでしょうか。