ICT活用のメリットとデメリット

ICTとは英語でInformation and Communication Technologyの略で、日本語では情報通信技術と訳されます。つまり、コンピューターの機能やデータ通信に関する技術のことです。近い意味のITという呼び方のほうが日本ではメジャーではありますが、国際的にはICTが一般的な名称です。

近年では、色々なところでICTの活用が始まっています。
例えば、医療の分野ではウェアラブルデバイスを使用したリアルタイムで健康状態の記録と管理や医師間でのカルテの情報共有などがそれに当たります。
他にも、自動車の分野ではインターネット通信機能が備えられたコネクテッドカーやスマートフォンと連携したカーナビゲーションシステムなどがICTの活用と言えるでしょう。
このように様々な場所でICTの活用は見られ、私達の生活を便利にしてくれています。

しかし、ICTの活用にも問題点があり、そのひとつがデジタルデバイドと言われる、家にパソコンやスマートフォンが経済的な理由で持てない人やパソコンを使えないお年寄り、または目の不自由な人などがICTの活用から排除されてしまうことです。そのためその対策が必要です。具体的には、国からの支給や楽しく関心を持てるような研修会の実施、音声対話技術などのバリアフリー技術の活用といったものがあります。
他にも、個人情報の漏洩やなりすましなどの情報漏洩がICT活用における問題点として挙げられます。これらに対しては、外部からの不法なアクセスの制限や公的個人認証サービスの活用、さらには指紋認証などのセキュリティ技術の強化を行なうと良いでしょう。