近年は企業経営を取り巻く環境が絶えず変化していますが、その変化に追随する手段としてICTへの投資が必要だと考えている経営層は少なくありません。例えば介護現場での活用など、既にICTは様々な現場で利用されているのです。
しかしICTは、単に業務を効率化するためだけでなく、経営上の様々な課題を解決し、企業競争力をアップする1つの原動力にもなっています。ここ数年、企業に関連するICTは大きな変容を遂げました。
例えば、スマートフォンをはじめタブレット端末などのデバイスが多様化したのです。また、ネットワークが高速化され、クラウドサービスが広く浸透したことも著しい変化と言えるでしょう。
ICTが高度化されたことによって、日々生まれては蓄積される膨大な量の情報に、時間や場所に関わらず迅速にアクセスできるようになった訳です。
こうした環境の中で、企業競争力の底上げに向けて、現在新たなICTを活用したワークスタイル変革にも大きな注目が集まっています。既にワークスタイル変革に乗り出している企業においては、個々の職場に相応しい働き方を再考することで、生産性が向上したケースもあります。
テレワークをはじめとするICTを活用した新たなワークスタイルは、柔軟で幅広い働き方を可能にし、社員自身の満足度にも貢献しています。さらに、新しいビジネス機会の創出や顧客対応力の強化など、各種のイノベーションが展開されていることも事実です。
ICTをビジネスに活用する動きは、今後もますます広まっていくと考えられるでしょう。